2010年06月01日

「エクスキューズ・ミー」突然被告の口から… SS元船長初公判ライブ(産経新聞)

【法廷ライブ SS元船長初公判】(7)

 《約10分間の休憩中、長いすの被告人席に座る環境保護を標榜(ひょうぼう)する米団体「シー・シェパード(SS)」元船長、ピーター・ジェームス・ベスーン被告(45)は後方の弁護団を振り返り談笑していた。弁護団側から「Hot」という単語が聞こえる。どうやら法廷内が暑いという話をしているようだ。ベスーン被告の表情からは、リラックスした様子がうかがえる》

 《午後2時16分、多和田隆史裁判長が再開を告げ、検察側の男性証人が法廷内に姿を現した。黒っぽいスーツに青いネクタイ姿の証人は、やや足早に証言台に向かった。証人は事件当時、第2昭南丸に乗船していた32歳の船員だ。偽証しないことを宣誓する証人を、ベスーン被告がじっくりと見つめている》

 裁判長「通訳が入っているので、質問の通訳が終わってから答えてください」

 証人「はい」

 《それまでのイヤホンを通じた同時通訳から、一つの発言ごとに区切って通訳する方式に切り替えられることになった。検察官が立ち上がり、証人に質問を始める》

 検察官「あなたは第2昭南丸に乗っていましたね?」

 《女性の通訳が始めようとしたとき、おもむろに被告が声をあげる》

 被告「Excuse me」

 《法廷内が静まりかえり、視線が一斉にベスーン被告に注がれる。ベスーン被告は同時通訳の音声が流れる左耳のイヤホンを指しながら、通訳にボソボソと訴えかける》

 《通訳が「これはもう使わないんですね?」と確認すると、ベスーン被告はおもむろにイヤホンを外した。検察官はもう1度、同じ質問を証人に投げかけた》

 検察官「あなたは第2昭南丸に乗っていましたね?」

 証人「はい」

 検察官「日本時間午後11時ごろ、被告はゴムボートに乗って接近してきましたね」

 証人「はい」

 検察官「被告は第2昭南丸の左舷に接近して、ゴムボートからランチャーで何かを撃ちましたね」

 証人「はい」

 《証人の声がわずかにかすれた。ベスーン被告は手を前に組みながら、通訳の言葉に耳を傾ける》

 検察官「あなたはどこにいましたか」

 証人「左舷のボートデッキに上がる階段の前にいました」

 検察官「どうしてそこにいましたか」

 証人「SSの人たちが船に飛び込んでこないように警戒してました」

 検察官「どういう装備で警戒していましたか」

 証人「防護ヘルメット、手袋、カッパなどを着て、インパルス銃を担いでいました」

 検察官「インパルス銃とは?」

 証人「消火器だと聞いています」

 検察官「圧縮空気で水を打ち出すのですか」

 証人「はい」

 《証人は近くに乗組員2人がいて、約10メートル離れた場所に起訴状で顔面を負傷したとされている乗組員がいることを説明した》

 検察官「被告がランチャーを撃ったのは目撃しましたか」

 証人「はい」

 検察官「なぜランチャーを撃ったのだと分かりましたか」

 証人「撃ったときの音と、(ランチャーから)赤い煙が見えました」

 検察官「被告はどういう行動を取っていましたか」

 証人「第2昭南丸に撃ったものが当たり、歓声を上げて喜んでいました」

 《ベスーン被告は長いすの背もたれに右ひじを乗せ、上半身をやや右にひねるようにしながら座る。顔は通訳、証人へとせわしなく向けられる》

 検察官「何が撃たれたと思いましたか」

 証人「酪酸だと思いました」

 検察官「そう判断したのはいつですか」

 証人「(発射から)1、2秒後です」

 検察官「変わったことがあったのですか」

 証人「目や顔が痛み、いつものように目が開けられなくなりました。酪酸の異臭が漂ってきました」

 検察官「痛み、においを感じてどう思いましたか」

 証人「自分の体と目の中に酪酸がかかったと思いました」

 検察官「確認ですが、発射から痛みを感じるまでの時間はどれくらいありましたか」

 証人「1、2秒ぐらいです」

 《検察官は、争点となっている酪酸と乗組員のやけどの因果関係を証言により裏付けようとしているようだ》

 検察官「以前も酪酸の異臭をかいだことがありますか」

 証人「はい」

 検察官「いつ、どういう機会で酪酸をかいだのかを説明してください」

 証人「2月11日の前にもSS側から酪酸を投げられました。2、3年前にも投げられています」

 検察官「事件よりも前に酪酸を浴びたことはありますか」

 証人「ありません」

 検察官「誰か別の人が浴びたところを見たことはありますか」

 証人「はい。2、3年前に乗っていた船に酪酸が着弾し、酪酸を浴びた人が『ヒリヒリ』するから気をつけろ」と言っていました」

 検察官「そうした経験から、事件当時はどう考えたのですか」

 証人「自分の顔に酪酸がかかり、ヒリヒリしていると思いました」

 検察官「ランチャーが撃たれる前にそのような症状はありましたか」

 証人「ありませんでした」

 《検察官は酪酸を浴びた後の行動について証人に質問していく》

 検察官「その後はどうしましたか」

 証人「痛みを我慢できず、船内に入って洗いました」

 検察官「船内に入る前のことを聞きたいのですが、周囲にいた人に異変はありましたか」

 証人「同じような痛みを訴えていました」

 検察官「船内に入ったということですが、当時は甲板で(SSを)警戒する任務をしていましたよね?」

 証人「いつものように任務をすることはできませんでした。目も開けられず、顔も痛く、とても任務をすることができませんでした」

 検察官「任務を止めて、どうしましたか」

 証人「船首の方向に走っていきました」

 検察官「(起訴状で負傷したとされている)乗組員は見ましたか」

 証人「はい」

 検察官「様子は?」

 証人「ひざをついてうずくまっていました。酪酸をかぶったと思いました。うなるような声が聞こえました」

 検察官「(乗組員の)容体を調べたり、手当をしたりはしましたか」

 証人「そこではしていません。自分も酪酸がかかり、自分の顔を流すことが先でした」

 《ベスーン被告は手を前で組み、表情を変えずに証人を見つめている》

     =(8)に続く

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posted by ソエジマ マサヒロ at 12:46| Comment(10) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月24日

小沢氏元秘書、大久保被告を午後聴取へ(産経新聞)

 民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部が18日午後、元会計責任者で元公設第1秘書、大久保隆規被告(48)=同法違反罪で起訴=を任意で事情聴取することが関係者の話で分かった。

 検察審査会が小沢氏を「起訴相当」と議決したことを受けた再捜査の一環で、15日の小沢氏、17日の元会計事務担当で衆院議員、石川知裕被告(36)に続く聴取。特捜部は大久保被告に対し政治資金収支報告書をめぐる小沢氏とのやりとりを中心に聴き、聴取結果を踏まえ、早期に小沢氏の刑事処分を決めるとみられる。

 検審は4月27日の議決で「収支報告書を提出する前に小沢氏に報告し、了承を得た」などとする石川被告と元会計事務担当で元私設秘書、池田光智被告(32)の供述を「直接証拠」と評価し、小沢氏と元秘書3人の共謀が成立すると認定した。

 これに対し、小沢氏は今月15日に行われた3回目の聴取で虚偽記載への関与を全面否定。石川被告も17日の再聴取で小沢氏との共謀関係を否定したとみられる。

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2010年05月20日

一度建てれば30年間縛られる−特養・個室ユニットの行方(2)(医療介護CBニュース)

 自治体が多床室を併設する流れに対抗して、個室ユニットを推進してきたNPO法人地域ケア政策ネットワーク(代表=大森彌・東大名誉教授)は、今年3月14日にシンポジウム「生活の場へのチャレンジ―高齢者は本当に多床室を望んでいるのか」を開催した。

 元厚生労働省老健局総務課長の山崎史郎・内閣府政策統括官(経済財政運営担当)が、「『個室・ユニット』制度化で目指したもの」と題して講演した。
 山崎氏は、特養の設計は病院を参考にしたほか、施設を個人の住まいとは別個のものとしてとらえた結果、4人部屋になったと説明。また、「施設は造ったら30年間は持つ。その30年間ずっと(多床室の形態に)縛られていく」と述べた。
 さらに、「この20年間、多床室はどうやって個人の尊厳を保つかという現場の闘いだった」と指摘。多床室では人間関係のトラブルなどがあり、「結局、4人全員がばらばらに寝ている状態」と述べた。
 山崎氏は、入所待機者の問題は解消しなければならないとした上で、「なるべくたくさんの人を入れるのが効率的という考えが一方であり得ると思うが、その人たちの議論には入所後のことがない」と指摘。また、特養について「そこでずっと暮らしていき、そこで終わっていく場」と述べ、患者の退院を想定する病院と同じような論議はできないとした。

■「茶の間」あっての個室ユニット

 「特養・老健・医療施設ユニットケア研究会」を運営するNPO法人全国コミュニティライフサポートセンターの池田昌弘理事長は、費用が賄えない人は多床室ということでいいのかと疑問を呈した。
 また、特養などの施設に、宅老所をモデルにして「茶の間」や「キッチン」などの暮らしの場を取り込んでみた試みが、ユニットケアだったと説明した。
 ユニットケアを導入し、それまでの特養で50人を十把一絡げ(じっぱひとからげ)に見ていたものが、小規模になることで、高齢者と職員のコミュニケーションがよくなり、「(高齢者は)職員の名前は覚えられなくても『あんたは分かる』となり、職員も利用者の気持ちが少しずつ見えてきた」という。
 池田理事長は、部屋の大きさは違っていても、個室を確保する必要があると言う。その前提として、何より昼間に安心して過ごせる「茶の間」のような場所があれば、特に認知症の人は夜に安心して自分の部屋に戻って行けるといい、「それは認知症の人だけでなく、誰でも同じ」と語る。
 また、個室でなくても、間仕切りをすることなどによって、プライバシーが守られたり、音が気にならなくなったりするなど、個室に近い安心感が得られるのではないかとし、工夫する余地はあるのではないかと語った。


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posted by ソエジマ マサヒロ at 04:19| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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